「妊娠して嬉しい過ぎるけど、会社を辞めないと…。」

出産退社は、仕事をしている女性だからこその悩み。


その仕事が好きで上司や同僚も最高の働きやすい会社なら、
辞めずに続けたいと思うもの。

もちろん、今後の経済的な心配もありますよね。


しかし、それ以上に大切なのがお腹の赤ちゃん(*^-^*)


せっかく授かった大切な命を、全力で育児するために、
残念だけど、出産退職することに決めた!だけど…


お世話になった上司や同僚に少しでも多くの感謝を伝えたいけど、
出産退職するときにどんなメッセージを送ればいいのか分からない(;´Д`)

って、悩んでいませんか?

そこで今回は、素敵な関係を続けられるようになる、
出産退職時に上司や同僚たちへ送るメッセージの例文をご紹介します!



人との縁はとても貴重なもの。

終わり良ければ総て良し!

退職時に好印象を残せれば会社を離れても、尊敬できる大切な人達と、
プライベートなお付き合いが、楽しめるようになりますよ!

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まず最初に退職の報告を!


メッセージの冒頭には、メッセージを送った理由を書きます。

今回の場合なら、退職のあいさつですね。


ちなみに、これはビジネスメールの基本でもあり、
親しい間柄や、すでに退職する旨を伝えている相手であっても、
ここは崩さず書く方が、キチンとしています。


書き方としては、
理由、日付、退職する旨の3点を完結に書いてください。


  • 正しい例文

    • ○月○日付で、出産により退職することになりました。

    • 私××は出産の為、○月○日付に退職することになりました。


  • ダメな例文

    • この度念願の赤ちゃんを授かりました。

    • → 赤ちゃんを授かった嬉しさを伝えたい気持ちはわかりますが、ビジネス的な関係に人に当てた文としては不適切です。
      赤ちゃんを授かって嬉しい気持ちを伝えるのは、プライベートだけにしましょう。


    • 寂しい気持ちはありますが、出産により、会社をやめることになりました。

    • → 寂しい気持ちは冒頭ではなく、後で書きましょう。「会社をやめる」と言う表現も口語的なので、「退職」などの言葉に置き換えます。


    • 毎日暑いですね。午後7時以降の冷房使用禁止はツライですね。みなさん体調はいかがですか?

    • →「出産退職のあいさつ」のメッセージなので、関係ない話から始めてしまうと、読み手が「何の用?」と混乱してしまいます。
      どうしても綴りたい用件なら、メッセージ中盤以降に入れるか、別メールにします。


退職メールはプライベート寄りな用件ではあるのですが、
あくまでも業務メール

ビジネスメールの基本は、「明確」「簡潔」
そして、冒頭部分は特にそうあるべきです。


冒頭からグダグダな文章を書いてしまうと、
「この人はこの会社で何を学んできたんだろう・・・」と
失望されてしまうかも(;´Д`)


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中盤は感謝や寂しい気持ちを伝える!


冒頭部分に続いて中盤では、具体的なエピソードを混ぜて、
退職に対する寂しい気持ちや、上司や同僚に対する感謝の気持ちを述べます。

この部分は相手との関係性に寄って、多少フランクに、口語的に書いても構いませんよ。

ただし、思い出にひたるあまり、
長文になりすぎないようにするのがポイントです!


  • 正しい例文

    • 新人の頃、発注ミスという大失態を犯してしまった私に対して、○○先輩の「やってしまったことはしょうがない。そのミスをどう挽回できるかが大切だ」という言葉が、私を奮い立たせてくれました。

    • 繁忙期に、毎日20時になるとコーヒーを奢ってくださった○○先輩の優しさは、今でも忘れられません。


  • ダメな例文

    • ○○先輩には本当にお世話になりました。ありがとうございました。

    • → 何もエピソードが思いつかないくらい遠い存在なら仕方ないですが、具体的にどんなことでお世話になったのか、エピソードを入れることで、相手に親近感を与えます。


    • 本当は私は退職したくなかったのですが、主人との話し合いの結果、退職がベストということになりました。寂しくてたまりません。

    • → 退職したくない気持ちを伝えたいのはわかりますが、退職が決まるまでの経緯を説明する必要はありません。
      また、寂しい気持ちを伝える時も、文面が暗くなり過ぎないように「寂しいですが、がんばります」などの前向きな言葉とセットで使いましょう。


中盤は、あなたの感謝の気持ちを伝える最大のチャンスです!

具体的にエピソードで、気持ちを共有することで、
しっかりと伝わる文章になりますよ。


出産退職のメッセージ


締めは前向きに!


メッセージの最後は「前向きな言葉」+「感謝の気持ち」で締めましょう。

「寂しいです」などのマイナスの言葉で終わってしまうと、
読み終わった時に、読み手の心も沈んでしまいます(-_-;)


ポイントは、メッセージの中盤で感謝の気持ちを述べていても、
最後にもう一度感謝を述べること

そうすることで、更に感謝の気持ちが伝わりますよ!

  • 正しい例文

    • この会社で学んだことを糧に、これからの人生も歩んでいきます。

    • 未熟な私を支えてくださったこと、本当に感謝しています。



  • ダメな例文

    • なんだかんだあったけど、楽しかったです。ありがとうございました!

    • → 締めの文章は冒頭の次に、ていねいな言葉で綴りましょう。


    • 退職はしますが、心はいつまでも××会社の一員です。飲み会なども気軽に誘って下さいね!

    • → 退職後も付き合い続けたいという気持ちは伝わりますが、退職する者としての一線は守りましょう。
      退職後も仲良くしたという気持ちを伝えるなら、口頭で伝えれば充分です。退職のあいさつはあくまで「別れのあいさつ」だということを意識してください。


溢れる感謝の気持ちを伝えながら、これからの未来を前向きになるように、
しっかりと気持ちを込めた文章にしましょう!

ここまでの例文をつなげることで、出産退職時のメッセージが作れますが、
文章と同じくらいに大切な送り方を、次にご紹介しますね。


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送るときは一括よりも個別で送る!


メッセージを送信するときは、一括メールではなく、個別メールで送信しましょう!


特にお世話になった人や仲が良かった同僚などは、一括メールで届くと、
「私は大人数の中の1人にしか過ぎなかったのか…。」
なんて、ガッカリさせてしまうことに(;´Д`)


特別な人や大切な同僚ならば、あなたとその人しか知らないエピソードがあるはず。

メッセージにはそのエピソードを盛り込んで、

「あの時は本当に××でしたが、○○さんがいてくれたおかげで、
どうにか乗り越えることができました。

本当にありがとうございました」


など書くと、相手もそんなこともあったなぁ…と懐かしく思い喜んでくれるはずですよ!



後輩に送るときの注意点とは?


長く勤務していたあなたなら、色々と気に掛けた後輩もいると思います。

そんなカワイイ後輩にメッセージを送る時は、つい先輩心で、
後輩に最後のお説教を述べてしまいたくなるかもしれません。(笑)


しかし、後輩に「もっとそばにいていろいろ学びたかった」と思われる先輩になるためには、
退職メッセージで、グダグダとお説教を書いては全てが台無しに…。

どうしても言いたい場合は、一言だけ簡潔に!
そして、必ず褒める言葉や励ます言葉とセットで綴りましょう。


  • 正しい例文

    • ○○さんの、大人しく内気であるところは、少し心配です。しかし○○さんのていねいな接客は、他の人にはない魅力です。これからのご活躍、期待しています。



  • ダメな例文

    • ○○さんは、お客様に強く言われると黙ってしまったりするので、もっと強い心を持ってください。逃げてばかりでは成長しませんよ。

    • → よかれと思って書いているのかもしれませんが、読み手は「最後の最後までお説教ですか」とウンザリしてしまいます。あなたは去っていく人間なのですから、後輩を信じて、後を任せましょう。


まとめ


いかがでしたでしょうか。

嫌だ嫌だと思いながら続けていた仕事だとしても、
やめる時は一抹の寂しさを感じるもの。

かわいい我が子のためにした決断とはいえ、ちょっとしんみりしてしまいますね(~_~;)


そういえば、最近ではある団体から抜けることを
「卒業」と表現することが多くなりましたね。


退職というと、それがおめでたい理由であれ、どうしてもマイナスのイメージが…
けれど「卒業」といえば、プラスのイメージが強くになります。


退職のメッセージを含む、退職関連の手続きは、
卒業のセレモニーだと思って、心を込めておこなってくださいね。

そうすることで、会社に対する感謝の気持ちを伝えることができますし、
退職に対するあなたの心のけじめにもなります!


これからも最高の関係を築けるように、あなた自身の言葉で、
ステキな出産退職のメッセージを考えてくださいね(*^-^*)