子供の身長が低いことで、
「もしかして、低身長症なのでは?」と、
悩んでいる親御さんが、増えていますね。
そして、なぜ低身長症になるのか、
その原因まで知らない人が、意外に多いです。
しかし、それではあまりにも勿体ない(;´Д`)
実は低身長症の原因を知ることで、
子供の身長を伸ばす方法が分かるのです!!
そこで今回は、子供の低身長症の原因と身長を伸ばす方法について、
分かりやすくご紹介します!
まずは、低身長症の原因を一緒に見ていきましょう。
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子供の低身長症の原因とは?
子供が低身長症になる原因は色々あるのですが、
- 病気が低身長症の原因
- 病気が原因ではない低身長症
ただし、原因が特定できるものは全体の約3割ぐらいで、
逆に言えば、約7割以上が原因が分かりません(;゚Д゚)!
ちなみに、原因が特定できない低身長症を特発性低身長症と言い、
その中には、親が背が低い場合の家族性低身長症や体質性低身長症なども含まれます。
要するに、次章からご紹介する低身長症以外は、
全て特発性低身長症と言うことです。
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病気が原因でなる低身長症とは?
まずは、病気が原因でなる場合の低身長症を見ていきましょう。
成長ホルモンの異常
成長ホルモンの異常が原因でなる低身長症を、
成長ホルモン分泌不全性低身長症と言います。
成長ホルモン分泌不全性低身長症は、脳下垂体から分泌される成長ホルモンが、
通常よりも少ない、分泌されないのが原因で、身長の伸び率が悪くなる病気。
この病気に遺伝が原因でなるのは、本当にまれで、
約95%が原因が特定できません。
甲状腺ホルモンの不足
甲状腺ホルモンが不足が原因なのが甲状腺機能低下症。
甲状腺から分泌されるホルモンには、身体の新陳代謝を活発にする働きがあり、
甲状腺ホルモンが少ない、または分泌されないと、骨などの伸び率に影響して、
身長が伸びないことにつながります。
染色体の異常
染色体の異常が原因の低身長症は、
ターナー症候群、プラダー・ウィリー症候群などが考えられます。
- ターナー症候群
- プラダー・ウィリー症候群
染色体の異常が原因で、生まれつき成長しにくい体質なのが、ターナー症候群。
いくつか特徴はあるのですが、代表的なものが、低身長で、
この染色体の異常がある人の100%に見られます。
また、女性特有の症状で、男性にあらわれません。
新生児の頃から、やや小さく、3歳ぐらいから身長の低さを感じだし、
染色体に異常がない子供との成長の差が、大きくなっていきます。
染色体の15番に異常があるために起こるのが、プラダー・ウィリー症候群。
ターナー症候群とは違い、男女ともになる可能性のある疾患で、
10,000~15,000人に1人の割合であらわれます。
乳幼児の頃は、母乳やミルクを飲む力が弱くなかなか成長しません。
また、成長しても、身長が低い・手足が小さいなどが特徴。
ただ、離乳食を始める頃から、食欲が止まらなくなり、
肥満になる子供が多いのも、この病気の特徴です。
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小さく生まれたことが原因
標準よりも身長体重ともに、小さく生まれるとSGA性低身長症の可能性があります。
実は、お腹にいる期間ごとに体重と身長の標準の数字が決まってます。
SGAとは、その標準値と比べて、出産時の体重や身長の数値が小さい場合の事。
ただ、SGAであっても、全体の約90%が3歳までに成長が追いつきます!
そして、残念ながら成長が追いつかなかった残りの10%の子供は、
SGA性低身長症の可能性が高いです。
骨・軟骨の異常
骨や軟骨の異常がが原因で、低身長になるのが軟骨異栄養症。
軟骨異栄養症は、先天性の骨や軟骨の細胞が増えにくい病気で、
四肢短縮型の手足が短くて身長が低くなるのが特徴です。
内臓疾患
心臓や消化器系、肝臓など内臓に病気がある場合にも、
低身長症になる場合があります。
内臓に疾患があると、栄養を十分に摂ることができずに、
身長の伸びなどの成長に悪影響を与えるのです。
病気が原因ではない低身長症
病気が原因ではない場合に考えられるのが、
- 遺伝
- 生活環境
それぞれ見ていきましょう。
遺伝的要素が原因での低身長症とは?
お父さんかお母さん、もしくは両親とも背が低いと、
子供も背が低くなることがあります。
ただし、実はどのくらいの確率で身長の低さが遺伝するのかは、
全く分かっていません。
実際に、親が低身長症でも、子供は平均よりも背が高い事もありますし、
逆に、両親共に背が高くても、子供が低身長なんてこともあります。
また、昔と比べて現在の日本人の平均身長が約10CMも高くなっているので、
身長に遺伝的要素がどれだけ関係しているかは、不明な部分が多いです。
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生活環境が低身長症の原因になることとは?
生活環境とは、食生活・生活のリズム・運動の量が、
子供の身長の伸び方に影響を与えます。
- 食生活
- 生活のリズム
- 運動の量
好き嫌いをなくして、バランスのよい食事を心掛けるのが基本です。また、身長が伸びるのに必要な栄養素を意識して摂ることはとても大切。
逆に、かなりの偏食や食が細いなど、栄養不足になると低身長につながります。
特に乳幼児の頃から、ミルクの飲みが悪いや離乳食を食べないなどの赤ちゃんは、成長しても小食になる傾向があり、必要な栄養素が足りなくて成長が遅くなることがあります。
生活のリズムで一番大切なのが睡眠!
最近、特に増えているのが、スマホやゲームなどを夜遅くまでやり、寝る時間が遅くなったり寝不足気味。
実は成長ホルモンは寝ている間に多く分泌されるので、睡眠時間が少ないと成長ホルモンんが少なくなり成長が遅くなる原因につながります。
運動の量が極端に少ないと、食欲が出なかったり眠たくならないなどで、低身長の原因になることもあります。
また、過剰な運動は筋肉を固くしてしまい、骨の成長の邪魔になることも…。
適度な運動や遊びで身体を動かすことで、ご飯をしっかり食べたり、夜しっかり眠れるので、身長を伸ばすに有効な手段ですね。
この他にも、強いストレスや愛情不足などが原因で、
食事や睡眠をとれなくなり低身長になる愛情遮断性低身長と呼ばれるものまであります。
身体だけでなく、心のケアも忘れずに注意してくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
成長ホルモン投与などのお医者さんの治療が必要なものは、
全体の約5%ほどだと言われています。
逆に考えると、それ以外の子供は栄養・睡眠・運動などの生活環境を変えると、
身長が伸びる可能性があるという事です。
詳しくはこちらでご紹介していますので、良かったら参考にしてくださいね!
→ 子供の身長を伸ばす為にできること!今すぐ試すべき3つの方法とは?