2歳を過ぎる頃になると、言葉も増え始め、赤ちゃんから子供らしく、急成長していきますね。

この時期になると気になるのが、『トイレトレーニング』

同年代の子供をもつママの間でも、『トイトレ』といった言葉や、「トレーニング始めたよ!」という話をよく耳にするようになるでしょう。

そんな周りの話を聞いて、

「うちも早くトイレトレーニングをしなきゃまずい…!?」

なんて、内心焦ってはいませんか?
他の子どもがトイレトレーニングを始めると、なんとなく焦ってしまいますよ(;´∀`)


しかし!
トイレトレーニングに、焦りは禁物。

早くおむつを取りなさい、なんていう人も中にはいますが、トイレトレーニングは早ければいいというものではありません。

焦り過ぎて、間違ったタイミングでトレーニングを始めてしまうと、かえって苦労したり、ズルズルとおむつ外れを遅らせてしまうことも…。

そこで今回は、

  • トイレトレーニングはいつから始めるのがベスト?

  • 進め方は?

  • 嫌がる時はどうしたらいい?


などなど、トイレトレーニングを始める前に知っておきたい情報を一挙にまとめてみました!

これを読めば、初めてのトイレトレーニングも心配ご無用です^^

それではさっそく見ていきましょう!





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トイレトレーニングはいつから?


まず気になるのが、トイレトレーニングを始める時期。

一体いつからスタートするのがベストなのでしょうか?


一般的に、トイレトレーニングは2歳半〜3歳までに始めるのが良いとされています。

というのも、今までは膀胱におしっこが溜まると体が反射的に排泄していましたが、2歳半〜3歳頃になると、少しずつ自分の意志で我慢をするなど、排泄をコントロールできるようになるからです。


また、個人差はありますが、衣服の汚れや濡れた感覚を”気持ち悪い”とはっきり認識できるようになるのもちょうどこの時期。

そのため、2歳半〜3歳までにトレーニングを始めることが推奨されているのです。


そして、トイレトレーニングを始める季節は夏が良いとする考えがよく聞かれます。

これは、
  • 夏場の方が薄着で、着替えに手間取らない

  • 洗濯物が乾きやすい

  • オマルに長時間座っていても寒くない

  • 汗をかいて水分が外に出るため、排泄の間隔が空きやすい


こんな理由から言われていることです。

まとめると、トイレトレーニングは、2歳半〜3歳までの夏に行うのがベストということになりますね。


トイレトレーニング

とはいえ、この年齢と季節はあくまでも目安!

トイレトレーニングに限らず、子どもの成長にはどんなことも個人差がありますよね^^

一般的な開始時期を気にするより、あなたのお子さんにとっていつが適切なトイレトレーニングの時期なのかを見極めてあげることが大切です。


では、トイレトレーニングの時期を見極める、具体的な発達を挙げていきます。

お子さんの日頃の様子を思い返しながら、さっそくこちらをチェックしてみましょう!


  1. 排泄の間隔が2時間以上空くようになった

  2. 一人歩き・走ることができる

  3. 言葉が理解でき、コミュニケーションを取ることができる



いかがでしたか?

この3つが、トイレトレーニングを始める目安となる主な発達です。


まず、膀胱が大きくなり、おしっこをある程度溜められるようにならないとトイレトレーニングは始められません。

膀胱が小さく、排泄が頻繁な状態では、早くトレーニングを始めてもトイレにばかり通うはめになり、大変なだけです^^;

最低でも、排泄の間隔が2時間は空くようになってからが良いでしょう。


また、1人歩きが始まっているかどうかも大切なポイントです。

1人歩きができない状態では、自分の意志でトイレに向かうことができません。

毎回ママが抱き抱え、トイレに連れて行くのは大変ですよね。

そのため、ある程度安定して自分で歩けることが大切です。

さらには、トイレトレーニングを始めると、急いでトイレに駆け込まなければならない場面もあるので、走ることができると尚良いでしょう。


そして、もう一つ重要なのが、言葉の理解とコミュニケーション能力。

『トイレ』や『おしっこ』といった、トレーニングに必要な言葉を理解できる必要があります。

加えて、尿意を感じた時、『トイレ行きたい!』『おしっこ出る!』など、気持ちを伝えることができ、ママときちんとコミュニケーションを取れることが望ましいです。

あなたのお子さんが、これらの3つの発達を全てクリアしていれば、年齢に関わらず、まさに今がトイレトレーニングのGOサイン!

さっそくトイレトレーニングを始めてみましょう♪


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トイレトレーニングの進め方


いざトイレトレーニングを始めよう!
そう思っても、最初は何から始めれば良いのか分かりませんよね。

そこで続いては、トイレトレーニングの進め方を見ていきたいと思います。

トイレトレーニングは、流れがとっても大切

実際のトレーニングをイメージしながら流れを掴みましょう。


必要な物を購入


まずは、トイレトレーニングに必要な物を買い揃えるところから始まります。

主に必要になるのは、
  • おまる 又は 補助便座

  • トレーニングパンツ

この2つです。


まだおしりが小さい子どもは、支え無しで普通のトイレを使うことができません。

そこで、おまるか補助便座を使用します。

おまるは床に置き、子どもがまたがって使用する物。

メリットとしては、足が床に着くため、安定感があり、子どもが自分でトイレに行きやすいことが挙げられます。

足が着いていると、踏ん張ることができるので、排泄の手助けにもなります。


一方、補助便座は普通のトイレの便座に乗せて使うタイプ。

こちらは、邪魔にならず、後処理も大人同様水を流すだけというのがメリットです。

足が宙ぶらりんになってしまうこと、子供だけでまたがるのが難しいことがデメリットですが、これはステップのある補助便座を購入したり、踏み台を自分で工夫して取り付けることで改善できます。

ご家庭の環境に合わせて、どちらを使っても大丈夫ですよ。


トレーニングパンツは、少し厚めの布タイプのものと、濡れた感覚が感じられる、おむつメーカー発の紙パンツタイプのものがあります。

紙パンツタイプは、濡れた感覚を残しながらもズボンまで濡れないという優れものです。

ただ、私自身は、布地のトレーニングパンツの方がトレーニングには向いていると感じました(;´∀`)

普通にズボンまで濡れるので、やはり濡れた感覚が強く、子供自身が”濡れて気持ち悪い”と自覚しやすいからです。

見た目も布パンツの方が新鮮で、「これを履きたい!」とトレーニングに積極的になってくれました。

もちろん、これは私の場合ですので、どちらを使うかは自由です。

実際に手にとって、使用感をイメージしながら選んでくださいね!


基本的に、これらのものがあればトイレトレーニングの準備は完了です。

加えて、トレーニング中は失敗してお着替えが増えるので、替えの服(特にズボンや靴下)が少ないと感じる場合は買い足しておくと良いでしょう。


トイレトレーニング

言葉を教える


トイレトレーニングに必要な物資が揃ったら、続いては、『トイレ』や『おしっこ』といった、トイレトレーニングに関わる言葉を教えましょう!

日頃の生活の中で、ママがトイレに行く時や、トイレに近づいたとき、「ここは『トイレ』だよ」と繰り返し教えます。

購入したおまるや補助便座を実際に見せて教えてあげると良いですね。

さらに、トイレに関する絵本の読み聞かせやDVDなんかも効果的。

トイレトレーニング用の絵本やDVDはたくさんあるので、お子さんの好きな動物やキャラクターが出てくるものを利用して、楽しくトイレの意味を教えてあげましょう♪


トイレに誘う


お子さんがトイレの意味をある程度理解できたら、いよいよ、トイレに誘います!

トイレに誘うタイミングは、
  • 1時間〜2時間置き

  • 寝起き、食前食後、お昼寝前など、活動の切り替え時

上記のタイミングでトイレに誘うと良いでしょう。


1時間〜2時間毎にトイレに誘っているうちに、段々とお子さんの排泄の間隔が掴めてくるはずです。

おむつ替えをした時も、その時間を覚えておき、どれくらいの間隔で排泄があるのかリズムを把握すると、よりトレーニングが進めやすくなりますよ。

また、寝起きや食事の前後など、決まったタイミングでトイレに誘うようにします。

こうすることで、毎日の決まった時間にトイレに行くことが、生活習慣として身についていきます。


トレーニングパンツに切り替える


ある程度決まった時間にトイレに行けるようになり、おむつに排泄してしまうことが減ってきたら、トレーニングパンツへ切り替えてみましょう!

ただし、まだ完全におむつが取れたわけではないので、いきなり丸一日トレーニングパンツで過ごすのは少し大変です。

何度も失敗して着替えたり、汚れたトレーニングパンツを繰り返し洗うことが、ママにとっても子どもにとっても負担になりやすいからです。

そこで、トレーニングパンツは次のような手順で使うのがおすすめです。


  1. 午前中だけトレーニングパンツで数日過ごしてみる


  2. クリア


  3. お昼寝以外の時間をトレーニングパンツで数日過ごしてみる

  4. ↓ 
    クリア


  5. 昼間は丸一日トレーニングパンツで過ごす



このように、様子を見ながら徐々にトレーニングパンツに切り替えていくと、スムーズでしょう。


これが、基本的なトイレトレーニングの流れです。

トレーニングパンツで失敗なく丸一日過ごせるようになり、誘わなくても自発的にトイレに行けるようになれば、ほぼおむつが取れたことになります^^

夜間はどうしても長時間トイレに行かないため、しばらくは失敗してしまうこともありますが、昼間のおむつが外れればそれほど焦らずとも自然と失敗が減っていきます。

目指すはもちろん、おむつ外れですが、トイレトレーニングはとにかく流れが重要です。

焦らずに、一歩一歩階段を登るつもりでステップアップしていきましょうね♪


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嫌がる時は


トイレトレーニングの流れを詳しく見てきましたが、実は、流れ通りにスムーズにおむつが外れるお子さんは少ないんです(^-^;

1番つまずきやすいのが、トイレに誘うこと

トイレに誘っても、「イヤ!」と拒否されてしまうパターンは非常に多いんですよ。

そろそろおしっこが出るはずなのに、何でトイレに行ってくれないの!?
なんて、私も頭を悩ませた経験があります。

では、一体どうして子どもがトイレを拒否するかというと…


イヤイヤ期と重なっている


トイレトレーニングを始める時期は、ちょうど第一次反抗期、いわゆるイヤイヤ期と重なる時期です。

イヤイヤ期とは、自我が芽生え、自己主張がはっきりする時期。

この時期の子どもは、自分の欲求を押し通そうとしたり、わざとママを困らせるような態度で、大人の反応確認することもあります。

ですから、トイレを嫌がっているというより、どんなことも嫌がる時期なのかもしれません。

イヤイヤ期は、正常な成長の証です。

トイレトレーニングと重なると大変ではありますが、焦らずに、長い目で見てあげる必要があります。


遊びを中断されるのが嫌


単純に、遊びに夢中のときはトイレを嫌がります。

これはある意味、仕方のないこと。

大人でも、何かに熱中している時に声をかけられるとイラッとしてしまいますよね。

それと同じで、子どもも遊びに集中しているときは、トレーニングを嫌がってしまうのです。


トイレが寒い


トイレが寒い、もしくは、便座や床が冷たいということはありませんか?

子どもの肌はとっても敏感。

寒さや冷たさが気になって、トイレに行くのを嫌がることもあります。


トイレの穴が怖い


子どもの目線から見ると、トイレの穴はそれはそれは大きく感じるものです。

「穴に落っこちちゃうかも」「おしりが落ちて出られなくなっちゃうかも」と、不安に感じているかもしれません。


トイレの個室に不安感を感じる


狭くて閉鎖的な空間に、なんとなく不安を感じる子どももいます。

また、トイレの場合は部屋に比べて薄暗い照明を使っていることもあるので、そうしたトイレの照明が苦手という場合もあります。


トイレの臭いが嫌い


トイレ独特の臭いや、芳香剤のきつい香りが苦手でトイレに行くのを嫌がっているかもしれません。

大人は日頃トイレを使い慣れているのであまり気になりませんが、子どもは臭いに敏感です。


こんな理由が重なって、トイレに行くのを嫌がっているんです^^

やはり子どもの目線になってみると、ちょっとしたことが怖かったり不安だったりするんですよね。

そこで!
お子さんがトイレに行くのを嫌がる時は、こんな方法で対処してみましょう!


  • 無理強いしない

  • まず1番に大切なのは、無理強いしないこと。

    嫌がる理由のところでもお話したように、トイレが嫌なのではなく、反抗期を迎えているという場合もあります。

    そんな時、無理矢理子どもの気持ちを押し込めてトイレに連れて行ったり、厳しく叱るのは、心の成長の妨げとなるためNGです。

    “行きたくない”という気持ちに共感してあげて、少し落ち着くのを待ってから再度トイレに誘うようにしてあげてください。

    また、どうしてもトイレを嫌がるときは、しばらくトレーニングをお休みしても構いません。

    トイレトレーニング自体、1日や2日で急に終わるものではありませんので、ゆっくりとお子さんのペースに合わせて進めてあげましょう。


  • タイミングを見計らう

  • お子さんの様子をよく観察し、トイレに誘うタイミングを見計らいましょう。

    遊びの途中でトイレに誘う場合は、ひとつの遊びが一段落した時や、少し飽きてきたかな?というタイミングを狙うのが成功のコツです。

    また、モジモジしていている、お股に手をあてる、部屋の隅でしゃがみ込むなどの仕草が見られたら、おしっこが出るサイン!

    尿意を感じているタイミングなら、遊びの途中でもトイレの誘いに応じてくれることがあります。

    遊びの内容やお子さんの仕草、表情から、トイレに誘うタイミングを見計らってみてくださいね。


  • トイレを暖める

  • トイレトレーニングでは、薄着でしばらくトイレに座っている必要がありますので、トイレが寒い場合にはできるだけ暖めてあげましょう。

    危なくないよう安全に気をつけて、電気ヒーターなどを設置したり、トイレの床にマットを敷く、便座にカバーをつけるなど、ちょっとした工夫でトイレトレーニングを快適に行うことができますよ。


  • 安定感のある補助便座を使う

  • トイレの穴や高さに不安感を感じる子どもも多いので、安心できる工夫が必要です。

    オマルを使わず、トイレに座らせてトレーニングをする場合は、必ず補助便座を使用しましょう。

    補助便座なら、子どものおしりに合った大きさですので安定します。

    また、さらに安定感がほしい時は、掴まる取っ手付きの補助便座を使用したり、踏み台を使って足置き場を作るとより安心することができるでしょう。


  • 照明や壁紙に工夫を

  • トイレの照明が薄暗い場合には、子供向けに明るい照明に切り替えたり、簡易照明を使って明るくしてあげましょう。

    また、壁紙にお子さんの好きなキャラクターを貼り付けたり、ちょっとしたスペースに可愛らしいお人形を置いたりすると、雰囲気が一気に明るくなりますよ!


  • 優しい香りを心がける

  • トイレにはあまり強い芳香剤を置かないようにし、自然な香りを心がけましょう。

    掃除もこまめに行い、トイレ独特の嫌な臭いがしないように気をつけたいですね。



これらの工夫で、お子さんの”トイレ行きたくない!”は解決されるかもしれません^^

まずは、お子さんがどうしてトイレを嫌がっているのか、その理由を探りながら、安心してトイレに行けるように工夫をしていきましょう♪


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おすすめのトイトレグッズ


それでは最後に、トイレトレーニングを楽しく進める、魔法のグッズをご紹介したいと思います!

これからご紹介するグッズは、実際に私がトイレトレーニングで行き詰まった時に使ったもの。

子どもは楽しいことや新しいことが大好きなので、どのグッズも役立つこと間違いなしですよ♪

さっそくチェックしていきましょう!


キャラクタースリッパ


キャラクターの顔が付いた、可愛いキャラクターのスリッパは子どもウケ間違いなし。

これをトイレに置いておくだけで、スリッパを履きたいという気持ちから積極的にトイレに行ってくれるようになります。

我が家も、この作戦で楽しくトイレに行ってくれるようになりました^^

アンパンマンなど、お子さんの好きなキャラクターや動物のスリッパをトイレ用に用意すると効果的です。


できたよシール


トイレでおしっこができたら貼る、できたよシールは子どもに大人気!

特別感、ご褒美感があって、子どもはとても喜びます。

「トイレに行けたらシールを貼ろう!」と誘うだけで、ノリノリでトイレに行ってくれるんです。

できたよシールは、トイトレ専用のものを市販で購入することもできますし、好きなシールを選んで買い、ママが台紙を手作りするという方法もあります。

また、トイレの壁に台紙を貼り、トイレの中にシールスペースを作っても楽しめますよ!


音の鳴る補助便座


補助便座の中には、スイッチを押すとキャラクターがおしゃべりする、遊べる補助便座もあります。

楽しくなり過ぎて、トイレに集中できないというデメリットもありますが、おしっこができた時だけスイッチを押せるなど、ルールを決めて使うと効果的です。

また、音が出ないものでも、キャラクターものの補助便座や、可愛いイラストの付いた便座カバーなど、子どもが興味を持ちそうなデザインを積極的に取り入れましょう。

視覚的に楽しめると、子どもは進んでトイレに行くようになります。


手洗い用踏み台


トイレを楽しくするグッズは、トイレの中だけとは限りません。

トイレのあとの手洗い用に、子どもが喜ぶデザインの踏み台を用意するのも効果的です。

トイレと手洗いはセットですから、手洗いが楽しくなれば自然とトイレに行けるようになりますよ。


こんなグッズを活用しながら、無理なく楽しく、トイレトレーニングを進めていってくださいね。


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まとめ


いかがでしたか?

トイレトレーニングへの不安やお悩みを解決することはできたでしょうか?

トイレトレーニングを始める時期は、そのお子さんの成長によって様々です。

目安となる時期はありますが、必ずしもその時期でないといけないということではありませんから、焦らないでくださいね。

そして、トイレトレーニングで1番大切なのは、楽しく取り組むことです。

早くおむつを取らなければ、と気負わずに、リラックスして、お子さんと二人三脚で進めていきましょう!