「うちの子供、平均身長よりも低い。いや、低すぎないかなぁ…」


小学3年生の子供の身体測定の結果を見ると、
身長が、平均よりもかなり低い(~_~;)

もともと、あまり背は高くないとは思っていましたが、
さすがに、平均とこれだけ差があると気になります…。


「もしかして、何か病気なのでは?」と、調べまくったところ、
低身長症という言葉が目に入ってきました。



この記事を読んでくれているという事は、
あなたも子供の身長について、同じような悩みがあるのでしょうか。


そこで今回は、同じ悩みを持つあなたに、
子供の身長が低いのが病気かどうかの判断について
私が徹底的に調べたことを、ご紹介しますね!


まずは、そもそも低身長症とは何かについて一緒に見ていきましょう。

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そもそも低身長症とは一体なに?


子供の身長の低さに悩んでいる親なら、一度は聞いたことがある低身長症…。

しかし、実際にどんな状態を指すのか知らないという人も、多いのではないでしょうか。


医学的に見た場合に、子供の身長や成長のスピードが、
決められた数値よりも下回った場合に、低身長症と診断されます。

もう少し詳しくご説明すると、あなたの子供が、
  • 平均身長よりも物凄く低い

  • 1年間の身長の伸び率が物凄く悪い

のどちらか一方、もしくは両方当てはまる場合は、
低身長症の可能性があります。

なるほど、低身長症の定義は分かったのですが、
これだけだと、基準があいまいでよく分かりません(-_-;)


そこで、次は、低身長症の基準についてご紹介しますね。


身長が低いだけか低身長症なのかの目安とは?


ただ身長が低いだけなのか、それとも低身長症なのかを、
判断する目安というか、基準はちゃんとあります。

その基準について、見ていきましょう!


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平均身長よりも物凄く低いとはどんな状態?


平均身長よりも、物凄く低い状態と言われても、
5cmを物凄く低いと判断する人もいれば、10cmくらいなら大丈夫!
と判断する人もいて、その基準はそれぞれ違いますね。

それでは、低身長症の目安にすることができないので、
ちゃんと共通の基準が決められています。


それがSDと言われる標準偏差を使ったSDスコアです!

SDスコアって言われても、ピーンとこないと思いますが、
簡単に言うと、平均身長からどれくらい離れているのかを数値化したもの。


SDスコアの出し方は、
SDスコア=(子供の身長-平均身長)÷標準偏差
※標準偏差や平均身長は、厚生労働省のホームページより調べることができます。

そして、この計算方法からでたSDスコアが、-2SDの場合は低身長と言います。

ちなみに、-2DSは全体の2%くらいなので、
同じ歳の子供を100人並べたとしたら、
前から1,2人の子供が低身長と言うことですね。


また、最近ではネットで【子供 身長早見表】で検索すると、
平均身長やSD値を書いてくれている表が見つかりますよ。


例えば、8歳の女の子の場合は、
  • 平均身長:124.6cm

  • -2SD:113.8cm
となっていて、8歳の女の子で、
113.8cm以下なら低身長症の可能性がありとみることが出来ます。


ただし、平均身長や標準偏差は毎年変化しますので、
正確なあたりを知りたい場合は、上記の計算方法をお使いくださいね。


子供の身長が低い



1年間の身長の伸び率が物凄く悪いとはどんな状態?


1年間の身長の伸び率が悪いかどうかも、先ほどのSDスコアが使われます。

この時の低身長と判断される目安としては、
同じ性別で同じ年齢の平均的な身長の伸び率が、
-1.5SD以下が2年連続で続く場合とされています。


つなり、平均身長よりも-1.5SD以下が2年間続いたら、低身長の可能性ありです。


具体的に数値にすると、例えば小学3年生の場合は、1年間で平均6cm伸びます。
しかし、4cmしか背が伸びない状態が2年以上続くと言うことですね。


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低身長症の原因とは?


低身長症には、病気が原因でなる場合と病気以外の原因でなる場合との
大きく分けて2つのパターンがあります。


病気以外の原因でなる場合は、
  • 遺伝

  • 偏った食事

  • 不規則な睡眠

  • 運動不足

  • ストレス

などが考えられるのです。


また、病気が原因でなる場合は、

  • 成長ホルモンの異常

  • 染色体の異常

  • 内臓の病気

  • SGA性低身長症
などの病気が関係しています。

さらに詳しい低身長の原因についてはこちら!
→ 子供の低身長症の原因!知れば身長を伸ばすサポートができるとは?



ただし、実際には原因がはっきりとしない特発性低身長症と言われる、
低身長症が、全体の7割をしめてます。


ちなみに、病気が原因の場合でも、
成長ホルモンなどの治療が必要な子供は、全体の5%程度

ほとんどの場合は、生活習慣を改善したり、
栄養をバランス良く摂るようするなどで改善を目指します。


子供の身長を伸ばす方法はコチラに詳しくご紹介しています。
→ 子供の身長を伸ばす為にできること!今すぐ試すべき3つの方法とは?


まとめ


いかがでしたでしょうか。

ここまで低身長症の目安や簡単な原因が分かったと思います。


ただし、この時期の子供は、人によって成長のスピードがかなり違いますね。


去年まで、背の順が一番先頭だった子供も、
今年は、後から数えた方が早い!なんてこともザラ。


なので、一年くらいので、治療が必要かどうか判断するのは危険です。


そこでおすすめなのが、成長過程をキチンと記録すること

自分の子供の成長を、グラフなどの目に見える形にして残していくと、
低身長なのか、ただ成長が遅いだけなのかが分かりやすいです。


もしも、実際に低身長症で病院で診察・治療する場合でも、
この成長記録が役に立ち、正しい診断につながりますよ


わが子の成長過程を残す意味でも、
身長や体重の変化を記録に残してくださいね(#^.^#)