節分と言えば、豆まきに恵方巻き!
大阪生まれの私は、節分の日の晩御飯は、
巻き寿司を食べる事が習慣になってます。
最近では、関東の人でも恵方巻きを食べる人が、
増えてきているようなので、今や恵方巻きは、
全国区の行事になりました。
よく考えると、節分の恵方巻き以外に、1本丸かじりで、
巻き寿司を食べる事がないので、贅沢な気分がして
楽しいですよね。
しかし、なぜ節分の日に巻き寿司を丸かじりするのでしょうか?
節分の恵方巻きについて、由来や方角の決め方を、
一緒に見ていきましょう!
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恵方巻きとは?
恵方巻きとは、節分の日に食べると縁起が良いとされる
巻き寿司の事です。
しかし、この恵方巻きはただの巻き寿司と違って、
食べ方に特徴があります。
と言うより、江戸時代から続いている鉄の掟が存在して、
この食べ方をしないと、恵方巻きとは言えません。
もし、違う食べ方をしたら、
『この食べ方をしない恵方巻きは、ただの巻き寿司だ!』
通りすがりの外国人にツッコミを入れられた上に、節分の一大イベントの恵方巻きが、
ただの晩御飯になってしまいます。
![叫ぶ怪人](https://xn--q9jb1h685ppiekxhrmv.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
その鉄の掟がこちらです。
この鉄の掟は、老若男女全ての人が守らなければなりません。
ちなみに、
巻き寿司の『巻く』は、『福を巻き込む』
『切らずに食べる』は、『縁をえらないように』
喋らず食べて、口から『福が逃げないように』
と言う意味が込められています。
鉄の掟を全て守って初めて恵方巻きになり、
食べきると願いが叶うと言われています。
また、我が家には、特別ルールとして、途中で喋ったり
違う方向を向いてしまっても、もう1本をきっちりと、
食べたればセーフになります。
恵方巻きの食べ方が分かったところで、
そろそろ本題に行きたいと思います。
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恵方巻きの方角の決め方とは?
方角の決め方を疑問に思う人が非常に多いですね。
恵方巻きを食べる時の縁起の良い方角を、恵方と言います。
恵方とは、歳徳神(としとくじん)がいらっしゃる方位で、
歳徳神とは、その年の福徳を司る神様です。
つまり、その年の方位の神様がいらっしゃる方位に向かって、
願い事をしながら食べるのが、恵方巻きという事です。
恵方巻きの食べる方角は、その年に神様がいらっしゃる方角が、
いわゆる『今年の恵方』になります。
『今年の恵方』は西暦の下一桁によって決められます。
一覧表でまとめました。
西暦下一桁 | 次の年 | 恵方 |
---|---|---|
4・9 | 2014 | 東北東微東 |
5・0 | 2015 | 西南西微西 |
6・1 | 2016 | 南南東微南 |
7.2 | 2017 | 北北西微北 |
8.3 | 2018 | 南南東微南 |
少しずれた方角が正確な恵方になります。
(南南東微南は、南南東より少し南寄りの事です。)
その年によって恵方が完全に変わると思っている人も多いですが、
実は、恵方と呼ばれる方角は4つしかありません。
この4つの恵方を5年周期で決めて、
繰り返しています。
恵方は、その年の干支の十干(じっかん)で決まっていて、
東⇒西⇒南⇒北⇒南で一つの周期になります。
5年後の恵方は、今年の恵方と同じ方角になります。
ちなみに、恵方は恵方巻きだけではなくて、
初詣にも使えます。
自宅から見て、恵方の方角の神社に初詣をすることを、
恵方詣りと言い、その年の願い事を祈願すると、
良いとされています。
ちなみに、節分の由来についてはこちらを参考にしてください。
→ 節分の豆まきの由来とは?子供に聞かれても安心!
最後に
恵方の方角の決め方が意外でしたね。
私は、『今年の漢字』のように、その年ごとに、
恵方が決まると思ってました。
しかし、過去の叡智により縁起が良い方角を、
決めていていたのですね。
そして、恵方巻きの先には願いを叶えてくれる、
方位の神様がいる事が分かりました。
いままで、節分は豆まきだけと思っていたあなたも、
今年からは、願い事をしながら恵方巻きを食べませんか?
方位の吉神様を見ながら無言で食べきれると、
願いが叶うかも知れませんよ。