あかりをつけましょぼんぼりに~♪
ひな祭りが、近付いてきましたね。
女の子の成長を願うひな祭り!
子供と一緒に眺める雛人形は、なんとも可愛くて、
思わず微笑んでしまいます。
しかし、『花より団子』、『雛人形よりも行事食』と、
興味が食べ物へ行ってしまうのは、
私だけでは、ないはずです^^
いざ、ひな祭りの行事食を、用意しようと思っても、
何を食べれば良いのか、分かりませんよね?
せっかくなら、
『クリスマスには、チキン!』
『お正月には、おせち料理!』
のような『これぞ!ひな祭りの食べ物』を食べて、
ひな祭りムードをMAXまで、あげたいですね。
しかも、ひな祭りの行事食に、素晴らしい意味が込められていて、
それを食べる事で、子供の幸せにつながれば、
ひな祭りが、更に、楽しものなると思いませんか?
そこで、ひな祭りの食べ物と、その意味をご紹介します。
桃の節句のひな祭りの食べ物の前に、
まずは、行事食を食べる意味から、
一緒に見ていきましょう!
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なぜ、行事食を食べるのか?
日本には、季節ごとに行われる年中行事があります。
もともと、年中行事とは、神様にご馳走をお供えする日で、
普段よりも、豪勢なご馳走を用意します。
また、年中行事が行われる時は、季節の変わり目で、
体調を崩しやすい時期でもあります。
旬の食材が使われる行事食で、栄養を付けて、
季節の変わり目を、元気で健康な体で、
乗り越える目的があります。
しかし、女の子のお祭りのひな祭りでは、
栄養が良いだけでは不十分です。
見た目の華やかさも必要ですよね。
しかも、華やかさだけではなく、ひな祭りに並ぶ料理には、
娘の成長と幸せを願う、親の愛情たっぷりで、
縁起の良い意味が込められています。
では、それぞれに、どんな意味が込められているのか、
見ていきましょう!
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ひな祭りの食べ物の意味!
ひな祭りの代表的な行事食と言えば、
- 菱餅(ひしもち)
- はまぐりの吸い物
- ひなあられ
- 白酒(しろざけ)
- ちらし寿司
などがあげられます。
他にも、さざえや、あさりの貝類や、
わらびや、木の芽の浅漬けなどの
春の野菜を、出す地域もあります。
ここでは、代表的なひな祭りの行事食を、
詳しくご紹介しますね。
菱餅(ひしもち)
菱餅とは、あの雛人形にも飾られている
3色の菱形のお餅のことです。
実は、3色になったのは明治時代からで、
もともとは、緑一色でした。
昔の中国で、3月3日(上巳節)に母と子供の健康を願って、
食べられていた、母子草で作らたお餅がありました。
それが、日本にやってきて、よもぎを使ったよもぎ餅に、
変わったと言われています。
その後、江戸時代に菱(ひし)を入れた白い餅が加わり、
明治時代にくちなしで作られた赤い餅を合わせて、
現在の3色のお餅になりました。
それぞれの色に込められた意味の諸説は、いくつかありますが、
特に、有名な諸説の2つを、表を使ってご紹介しますね。
色 | 諸説1 | 諸説2 |
---|---|---|
緑 | 健康 | 大地 |
白 | 清浄 | 雪 |
赤 | 魔除け | 桃 |
使われている材料にも、
- よもぎ(緑) …キツい香りで厄除け
- ひしの実(白) …血圧を下げる
- くちなしの実(赤) …解毒作用がある
と、それぞれに効果があり、昔の人の知恵は、
本当に、凄いですね!
ちなみに、京都ではひな祭りに、『引き千切り(ひきちぎり)』
というお菓子を、食べる習慣があります。
ひな祭りには、来客が多いために、
餅をちぎって出したのが、
引き千切りと言われています。
地域によって、文化や習慣が違うことも、
面白いですね^^
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はまぐりのお吸い物
江戸時代から『貝合わせ』遊びなどで、
日本人には、馴染みが深いはまぐりです。
はまぐりの貝殻は、対になっている貝殻以外は、
絶対にぴったりと合いません。
それで、はまぐりは、昔から女性の貞操や、
夫婦仲が良い象徴とされていています。
ひな祭りに、はまぐりのお吸い物を食べるのは、
相性の良い結婚相手と出逢って、幸せな人生を
送れるようにと、親の願いが込められています。
白酒
もともと、桃花酒という薬酒が、飲まれていました。
桃には、邪気を祓って、気力や体力を充実させる効果があり、
桃の花で、作られた桃花酒を、飲んでいたようです。
江戸時代からは、白酒の方が人気が出てきて、
現在では、桃花酒の代わりに、
白酒が、飲まれるようになりました。
しかし、白酒には10%前後のアルコールが、
入っているので、子供は飲めません。
そこで、子供には、白酒に似ていて、
アルコールが入っていない甘酒が、
飲まれるようになりました。
ひなあられ
ひな祭りの代表的なお菓子と言えば、
ひなあられですよね。
桃・白・緑・黄の4色から作られていて、
それぞれが四季を表現しているという説と、
昔は、菱餅を砕いて作ったので、
3色になったという説があります。
どちらの説にも、共通して言えるのが、
一年中、娘が幸せに過ごせるように祈っている
と言う意味が込められています。
実は、ひなあられは、関東と関西では、
見た目も味も違います。
関西のひなあられは、しょっぱいか、甘辛い味で、
大きめの丸い形のあられです。
一方、関東のひなあられは、甘い味で、
お米大なので関西に比べると小さいです。
あられと言うよりは、ポン菓子に、
砂糖で味付けしたお菓子ですね。
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ちらし寿司
管理人は、ひな祭りと言われて、
一番食べたくなったのが、ちらし寿司です。
しかし、ちらし寿司は、
もともと、行事食ではありませんでした(゚д゚lll)
見た目が華やかで、縁起の良い意味の食材を、
多く使っているので、ひな祭りに食べるようになったようです。
ちらし寿司には、たくさんの具を使うので、
一生食べ物に困らないように、
という願いが込められています。
そして、ちらし寿司の具には、
- えび … 長生き・生命
- れんこん … 見通しがきく
- 豆 … 健康でまめに働ける
などの、祝いの席に相応しい意味があり、
華やかなので、定番になったのでしょうね^^
他にも、菜の花は春らしさを表すので、
ちらし寿司に加えると、春の季節のお祭りに、
ぴったりの華やかになりますね!
ちらし寿司も、地域によって違いがあり、
押し寿司や、茶巾寿司や、太巻きを食べる
地域もあるようです。
ちらし寿司をもっと知りたいあなたにはこちらがおすすめ!
→ ひな祭りのちらし寿司!なぜ食べる?意味はこれ!
まとめ
子供を囲んで、楽しいひな祭り!
縁起の良い行事食を取り入れて、
家族で、子供の幸せを祈りながらの、
宴会も楽しそうですね!
どうか、いつまでも子供たちが、
健康で幸せでありますように・・・。