先日、テレビを見ていると、海外での日本食の人気がスゴイ!とのこと。
以前から、寿司とラーメンの人気は知ってましたが、
最近、メキメキと人気を集めているのが、「お弁当!」
・・・・・えっ、お弁当??
と思う人もいるでしょうが(私も思いました^^)、
じつは、フランスでは日本式のお弁当が大ブームで、
辞書にも、「BENTO」という言葉が載っているいるくらいです!
ここで、ふと思ったのですが、
「なぜ弁当っていうのだろう?いつから持つようになったのか?」
日本の文化が海外に広がるのは嬉しいのですが、
根本的な事を知らないのでは、日本人として非常にマズい…
これはいつものように、徹底的に調べまくるしかないですね(*^。^*)
そこで今回は、弁当の名前の由来と、知らなかった意外な過去をご紹介します!
調べて分かった意外な過去や、幕の内弁当の意味についても、
ご紹介しますが、まずは、弁当の名前の由来から、
さっそく、みていきましょう!
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意外に知らないお弁当の名前の由来とは?
突然ですが、“弁当”って聞くとどんなことをイメージするでしょうか?
私もそうですが、日本人ならほとんどの人が、
昼食やランチをイメージするのではないでしょうか。
しかし、実際には、あなたの生活にも、
弁当は多くのシーンに登場します。
例えば、花見や紅葉狩り、子供の運動会などの行楽やイベントには、
お弁当の存在なしでは、成立しません。
また、初節句などの祝いの席や、法事などの席では、
いつもよりも豪華な仕出し弁当を、家族や親戚で食べたりしますね。
もちろん、学校や仕事に持っていく昼食としての弁当。
個人的には、忙しくて晩御飯の用意ができなくて、
夕食として家族で食べるホカ弁は、なぜかワクワクします(*^。^*)
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そのくらい、日本人の生活にかかせない弁当ですが、
実は、お弁当の名前の由来は日本ではなく、中国の言葉です!
詳しく説明すると・・・
中国の言葉で、「便當(べんとう)」が、弁当の語源と言われています。
便當とは、「好都合」や「便利なこと」を意味する中国南宋時代に作られた造語。
確かに、弁当にはぴったりの意味合いですね^^
そして、便當と言う言葉が海を越え、日本に入ってきて時に、
「便道」「弁道」などの感じが付けられていました。
しかし、安土桃山時代に、「弁えて(そなえて)用に当てる」という意味から、
現在の弁当になったようです。
もともとは中国から来た言葉ですが、
そこに日本人の感性が加わり、今の「弁当」になったのです!
便當とは、「好都合」や「便利なこと」を意味する中国南宋時代に作られた造語。
確かに、弁当にはぴったりの意味合いですね^^
そして、便當と言う言葉が海を越え、日本に入ってきて時に、
「便道」「弁道」などの感じが付けられていました。
しかし、安土桃山時代に、「弁えて(そなえて)用に当てる」という意味から、
現在の弁当になったようです。
もともとは中国から来た言葉ですが、
そこに日本人の感性が加わり、今の「弁当」になったのです!
中国から来た言葉が、日本で違う言葉に変わって、
今の漢字になっていたとは、なんだか面白いですね^^
そして、次に気になるのが、なぜ、「弁えて(そなえて)用に当てる」から、
弁当と言う言葉になったのかということ。
その謎を解くカギは、弁当の歴史にあるので、
引き続き一緒に見ていきましょう!
お弁当の歴史とは一体?
何気なくお弁当全体を「べんとう」ってよんでいますが、
実は、元々弁当には、中身と容器で別々の呼び方があったんですよ!
お弁当の歴史を調べると古いモノだと、奈良時代の古事記に、
弁当をもって出かけたことが書かれています。
個人的には、もっと昔の縄文時代や弥生時代にも、
なんと呼ばれていたかは不明ですが、
お弁当の習慣自体はあったのではと思っています。
例えば、その時代なら、なにか大きな葉っぱに食べ物を包んで、
狩りにでかけたり、畑仕事をしながら、お腹が空けば食べたのでは(*^。^*)
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と、話がズレたので元に戻しますと、別々の呼び方をされていた時代に
中身(食べ物)の方は、
- 御粮(みかれひ)
- 乾飯(かれいひ)
- 干飯(ほしいひ)
と、呼ばれていました。
現在のお弁当からは想像もつきませんが、
こ当時の弁当は、しばらく口に入れて柔らかくしないと食べれない
干して固く乾燥させた食べ物だったようです(;゚Д゚)!
そして、容器も、乾燥させた食べ物を入れる物で「かれひけ」や、
ご飯をいれる飯桶(めしおけ)を意味する「面桶(めんつう)」と、
呼ばれていました。
その後平安時代に、かれひけの代わり、「破子(わりご)」と呼ばれ、
それからさらに、時代が進み、現在では、
外出先で食べる為に持っていく食べ物と、それを入れる容器の、
両方をさして、弁当で定着。
現在でも、愛知県などの東海地方では、お弁当を割子弁当というようですが、
これは、破子=割子が由来です。
ちなみに、日本の弁当界の父親的存在の幕の内弁当ですが、
実は、「幕の内」にもしっかりと由来や歴史があるので、
最後に、弁当の豆知識的にご紹介します^^
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幕の内弁当に関する豆知識!
まず、幕の内と聞くと相撲を連想する人も多いと思いますが、
実は、幕の内弁当と相撲とは、全く関係ありません!
幕の内弁当の歴史も古くて、始まりは江戸時代と言われています。
その歴史を説明すると…
江戸時代には、芝居見物が流行していて、
一日にも何回も行われていたようです。
実は、幕の内とは、芝居と芝居の間を指す言葉。
芝居が終わって幕が下がり、次の芝居がはじまると幕が上がりますが、
その間の時間が幕の内という事ですね。
そして、この幕の内はご飯を食べるには最高のタイミング!
多くの人が用意してたお弁当を食べたことから、
幕の内弁当と呼ばれました。
一日にも何回も行われていたようです。
実は、幕の内とは、芝居と芝居の間を指す言葉。
芝居が終わって幕が下がり、次の芝居がはじまると幕が上がりますが、
その間の時間が幕の内という事ですね。
そして、この幕の内はご飯を食べるには最高のタイミング!
多くの人が用意してたお弁当を食べたことから、
幕の内弁当と呼ばれました。
当時の幕の内弁当は、芝居の間に食べやすいように、
小さい握り飯が主流だったようです。
だから、今でも幕の内弁当の御飯は、
小さい俵形のおにぎりが入っているのだと、
一人で大いに納得したのは私だけでしょうか(笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
普段何気なく使っている弁当も、歴史や由来を知ったことで、
これからは見方が変わるのではないでしょうか。
もしも、外国人と話す機会があれば、
この話題で距離が縮まるかもしれませんね!
美味しい!楽しい!お弁当は日本の誇れる文化ですね^^